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malMODs

2006年の記事を最後に更新していませんが、このページはアーカイブ目的に残してあります。現在でもMac OS X用に様々なトラッカーが現れています。WikipediaのList of Audio Trackersなどを参照してください。

malMODs(マルモッヅ)はMacユーザーにむけてMOD関連ニュースと技術情報を提供するサイトです。MODについて詳しく知りたい方は「MOD考」をご覧下さい。このページ(http://www.mgsoft.org/mod/)はリンクフリーですが、リンク元ページのアドレスを連絡していただけると嬉しいです。相互リンクコーナーに追加させていただきます!

過去のニュース MOD考 Tracker's Handbook 日本語版 相互リンク集 掲示板

2006.5.17 : Renoise 1.5.2

Intelチップ対応版(Universal Binary)のRenoiseが登場しました。Intelチップ対応以外に新機能はないそうですが、次期バージョンでは、GUIの改善、VST 2.4標準への対応、他の音楽制作アプリケーションとの連携強化などが予定されています。(Renoise

2006.2.25 : CocoModX 0.4.4

Mac OS X用MODプレイヤーのCocoModXがアップデートされました。DegiTrekkerおよびDigital Trackerのサポートに加え、GUI周りの細かな変更、バグ・フィックスなどがなされています。今バージョンからFMODライブラリが外されました。(CocoModX Project

2005.10.11 : AES119にて

AES(Audio Engineering Society)にはmalMODsからも特派員を派遣したんですが、特派員は「学会発表をするから取材の時間はない」と言い放ち、取材を拒否してしまいました。ProTools 7の新機能をちらり見し、Apple(旧emagic)のブースを通り過ぎ、MOTUセミナーでSymphonyの音だけ聞いて、Native InstrumentsのブースでDVDをちょろまかしてくることだけしかできない有様。

そのDVDによると、Native Instruments社は製品群の大幅なアップデートがあった様子。NI Komplete 3、NI Komplete Sound 2、NI Komplete Care 2006、NI Essentialsなどのバンドル製品をはじめとし、B4IIオルガンやTraktor DJ Studio 3などのツールに加え、Guitar Rig 2もアップデートされています。

そんなわけで、AES取材?で入手した「Native Instruments社の製品を網羅したデモDVD-ROM」を先着一名様にプレゼントします。メールください。

2005.9.1 : ReBirth RB-338

Propellerhead Softwareからの発表によると、本日をもってReBirth RB-338の開発・販売を終了したとのこと。すでに最初のバージョンから10年が経っており、ソフトウェアの設計の古さだけでなく、現在の音楽シーンでもそれほど重要性が高くないために、終了の判断をしたとのことです。そして、やってくれましたPropellerhead。ReBirth RB-338は今日以降ReBirth Museumにて無料でダウンロードできるようになり、Reason 3.0ユーザーにはReBirth ReFillが提供されています。また、ReBirthの正規ユーザーは179米ドルあるいは159ユーロにてReason 3.0にアップグレードできます。(Propellerhead Software/ReBirth Museum

2005.8.16 : CocoModX

MilkyPlay、BASSMOD、MikMod、Fmod、TFMXの五つのMODエンジンを切り替えてファイルを再生できるCocoModXの新バージョンが登場しました。今回のバージョンではWAVファイルへの書き出し機能が強化され、なんとXMファイルへの変換機能が追加されています。また、環境設定ダイアログが改良され、アイコンが新しくなり、メインウィンドウに検索機能が追加される(スポットライト・プラグインも追加されました)など、よりMac OS Xらしいアプリケーションになっています。(CocoModX

2005.8.4 : ZCoder 1.0

MODとは直接関係ありませんが、Mac OS X上の音楽ツールというつながりで、ZCoderを紹介します。もともとSharp X68000シリーズ用の音楽プログラムだったZ-MUSICという音楽制作環境があります。その環境をMac OS X上で実現したものがZCoderです。入力の基本はMML(Music Macro Language)で行い、再生はMIDIを経由して行います。つまりMML型MIDIシーケンサです。(YokoMuMu's Contents

MMLは楽譜入力やピアノロールなどと違い、文字列として音符を書いていくため、楽曲を直感的に見ることができません。しかし、曲の繰り返しやテンポ設定、音量設定などのコントロール文を明示的に書くことができるため、いまだ愛好者の絶えない方式です。

2005.6.8 : Audio Overload 2.0b5

Audio Overloadというソフトはゲーム機のエミュレーションの世界では名の知れた音楽プレイヤーです。Mac OS X、Windows、Linuxのプラットフォームで実行でき、ファミコンからPlayStationまで、さまざまなゲーム音楽のファイルを再生できます。以前からMODファイルの再生はできたのですが、今回のバージョンからScream Tracker 3のモジュール・フォーマットであるS3Mに対応しました。gz、lzh、zip、rarアーカイブ中のファイルも再生することができるのが便利です。MOD再生エンジンにはUADEプロジェクトの開発成果を利用しているようです。このエンジンは音程の再現が不安定なときがあるので注意です。(Bannister.org

2005.6.4 : Alter Nativeさん

相互リンクにAlter Nativeさんを追加しました。2005年5月にオープンしたばかりの新しいサイトです。MODの動きが落ち着いているこの時期にサイトを開くということなので、なにかこれまでとは違った新しい動きが期待できるでしょうか。

このところ更新をサボっていて申し訳ありません。最近の話題としては、Reason 3.0.1ベータテストやAESコンベンションがありました。Reason 3.0.1は3.0で挙げられた問題のほとんどを修正するアップデートですが、かなり慎重に作業が進められているようです。同時にReloadとReFill Packerのアップデートも準備されています。AESコンベンションではバルセロナという開催地も影響したのか、ソフトウェア関連の大きな発表は見られませんでした。ただ、「Linuxで音楽を扱う」「異プラットフォーム間での音楽データ共有」などのチュートリアルやワークショップが開かれていました。Linuxをはじめとする第三勢力にも注目が集まってきていることのあらわれでしょう。

2005.3.23 : Renoise 1.5

昨年からベータテストが行われていたRenoise 1.5ですが、正式版が公開されました。PlayerPROがオープンソースになり事実上の開発中止となって以後、Mac OS X用のMODトラッカーとして活発な開発がされているものがありませんでした。Renoiseがバージョン1.5からMac OS X対応を発表し、Mac OS X対応トラッカーとしてはおそらく現在唯一の製品になりました。(もちろん、他にも機能のひとつとしてMOD対応を歌っているものはありますが)

Renoise 1.5のインターフェイスはFastTrackerの流れをくんでいますが、ウィンドウ表示よりもフルスクリーン表示での使用に主眼が置かれた作りです。様々なカスタマイズも可能です。MIDI機器の接続(演奏だけでなく同期にも対応)、複数のASIOインターフェイスの同時使用やVST2プラグインにも対応し、様々なDSPエフェクトも内蔵されています。内部処理は32ビット浮動小数点で行われ、出力も96kHz/32bitまで対応しています。(RenoiseRenoise-GATE(日本語版解説サイト)

2005.3.16 : Ximple MOD

Mac OS X用のMODプレイヤーにはCocoModXがありますが、XimpleMODというものを見つけました。LibMikModをベースとして使用しているCocoModXに対し、XimpleMODはUn4SeenのBASSMODライブラリを使用していますので、Mac OS X上でも複数エンジンの音質の違いを聞き比べることができるようになりました。設定の違いもあるのでしょうが、LibMikModよりCPU要求がやや低いようです。MODライブラリ部分はシェアウェアですが、XimpleMODプレイヤー部はオープンソースで開発されています。(XimpleMOD

2005.3.10 : Reason 3.0

Reason 3.0の出荷が始まりました。新機能は、複数のデバイスを統合し操ることのできるCombinator、M-Classマスタリングツール群、新しいファイルブラウザなどが含まれています。(Propellerhead Software

なお、ベータテスターには出荷が一日早く始まり、おまけとしてSonic ReFills vol.20 MelloTがダウンロード可能になっています。

2005.2.2 : SonicBirth

AudioUnit用プラグインを作成するためのツール、SonicBirth 1.0p1が公開されました。Max/MSPのようなブロック図を使って、エフェクターやシンセサイザの基本的なパーツを組み合わせ、配線することによってプラグインを作成できます。オーディオだけでなくMIDIに関するプラグインも作成できますし、オーディオに関しては64ビットまで扱えます。直感的に操作ができるものの、電気工学の知識がないと難しいと感じるかもしれません。価格は$99ですが、期間限定で$30引きになるとのこと。絵心のある方には、プラグインのバックグラウンド・デザインに挑戦して、無料で製品をもらえるコンテストもあります。(SonicBirth

2005.1.21 : Reason 3.0

統合型ソフトシンセとしてすでに完成しているReasonですが、あらたにマスタリング・ユニットや外部機器との連携を強化した新バージョンが正式に発表されました。新バージョンである3.0にはMClassというEQ、コンプレッサなどを統合したマスタリング・デバイスによって、これまで問題点だと言われていた、エクスポート時の音量の小ささが改善できます。ファイルブラウザも改良されており、音声サンプルを多用したファイルの読み込みも高速化されました。価格は未定とのことですが、日本代理店の発表によるとアップグレード価格は15,750円とのことです。おそらく新規購入価格はこれまでと変わらないでしょう。(Propellerhead Software

2005.1.21 : HALion Player

ソフトウェア・サンプラーの中でも巨大なサンプルをハードディスクから直に再生できるということで注目を浴びたHALionの再生専用低価格版が登場しました。HALion付属の豊富なサンプル集はそのままに、再生だけに的を絞って$89という低価格を実現しています。VST、DXi、AU、ReWireに対応し、HALion 3用のサンプルは全て読み込めます。HALion 3へのアップグレードは$299.99。(Steinberg

2005.1.21 : Korg OASYS

NAMMショーにてKorgからOASYSという革新的なシンセサイザが発表されました。特徴的なのはシンセサイザ中央にある10.4インチの液晶タッチスクリーンですが、ハードディスク・レコーディング、第二世代KARMAエンジン、新シンセシス、MIDIシーケンサなどを統合した高性能ワークステーションに仕上がっています。(Korg

これからのKorgを支えていくであろう新開発のプラットフォームには、 HD-1と呼ばれる高精細PCM(600MB以上のPCMメモリ/4レイヤー/172音同時発音)、AL-1と名付けられたバーチャル・アナログ・シンセ(2オシレータ/84音同時発音)、そしてCX-3トーンホイール・シンセ(9ドローバー+EXモード・ドローバー/ロータリー・シミュレータ)の三種類が内蔵されており、キーボード部分には16種のパッチをレイヤーまたはスプリット配置することができます。

48kHz/16ビットで4チャンネル同時録音できるハードディスク・レコーディング機能、Tome Worksでおなじみのモデリングを始めとする豊富なエフェクタ、そして作曲・演奏支援をしてくれるKARMAエンジンなど、新プラットフォーム上にいきなりこれまでのKorgの集大成を載せた意欲的な機体です。76鍵および88鍵モデルが2005年3月に発売予定です。価格未定。

 
デジタル技術
感性の噴出をそのまま音にして楽曲を作るときには、それを支えるレコーディング・エンジニアやシンセサイザ・プログラマがいます。彼らは機械の技術的な要素を理解している人々で、アーティストの求める「音」を機械上の「数値」に置き換えることができる人々です。しかし機械の内部処理構造を理解するためには、どれだけ機械を使ったかという経験が必要になることが多いようです。経験値稼ぎの負担を書籍を読むことで軽減できるのであれば、それに越したことはありません。以下に紹介した本は「デジタル・エフェクタの内部演算処理について」と「物理モデル・シンセシスの基礎」の二冊です。和書にはあまり見られない話題なので、洋書ですが。


イベント日程

2005 2006
1 1/10-1/14 MacWorld Expo(サンフランシスコ)
1/20-1/23 NAMMショー(アナハイム)
1/9-1/13 MacWorld Expo(サンフランシスコ)
1/19-1/22 NAMMショー(アナハイム)
2
3 3/29-4/1 MusikMesse(フランクフルト)
4 4/6-4/9 MusikMesse(フランクフルト)
5 5/28-5/31 AES 118th Convention(バルセロナ) 5/20-5/23 AES 120th Convention(パリ)
6 6/6-6/10WWDC(サンフランシスコ)
7 7/12-7/14 12th AES Regional Convention(東京)
7/18-7/21 MacWorld Expo(ボストン)
8 8/7-8/11 WWDC(サンフランシスコ)
9
10 10/7-10/10 AES 119th Convention(ニューヨーク)
10/19-10/22 MusicChina(シャンハイ)
10/6-10/9 AES 121st Convention(サンフランシスコ)
10/7-10/8 楽器フェスティバル(池袋)
11 11/2-11/6 大楽器祭(横浜)
12

(c) 1998〜2005 時間蠅 (jikanbae [at] mgsoft [dot] org)
作成:1998.6.24〜2006.5.18