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2000年のニュース

2000.12.23 : Reasonの発売日が決定

スタインバーグ・ジャパンによれば、統合型ソフトシンセ「Reason 1.0」が日本で今月発売されることになりました。決定した発売日は12月28日。価格はオープンプライスとのことですが、malMODs独自の推定では6万円弱になるものと思われます。日本語マニュアルは完成次第、日本語版登録ユーザーに送付されます。(スタインバーグ・ジャパン

2000.12.10 : Reason 1.0ファーストインプレッション

統合型ソフトシンセ「Reason 1.0」がmalMODs編集委員会に届きましたので、クイック・レポートをお届けしたいと思います。まずパッケージのなかにはマニュアルが一冊、ディスクが二枚にソフト登録コードを書いたカードが一枚入っていました。前作ReBirth RB-338ではディスクがドライブに入っていないと起動できなかったのですが、Reasonでは登録コードを入力する方式になりましたので、ディスクは大事に保管しておけます。一枚目のディスクはプログラムやマニュアルが入っています。二枚目のディスクにはReasonで使用できる追加のサンプル集/ループ集になっています。プログラム自体は25MBくらいですが、追加サンプル集が500MBのディスクスペースを占有します。

音質は「素晴らしい!」の一言に尽きます。コントロール類の充実した減算型アナログシンセは、従来の正弦波/ノコギリ波/矩形波だけでなく、任意の波形をベースにして音色を作ることができ、幅広いアナログシンセサウンドを作り出すことができます。ドラムマシンはTB-909に似た感覚のプログラミングができますが、より豊富な音色を扱うことができます。オーディオのエクスポートでは「96kHz / 24bit」で書き出すことができ、プロ用としても十分な力を発揮します。CPU占有率もPowerPC G3/400MHzにおいては常に50%以下になっています(Windowsではサウンドカードによりますが、もう少し占有率が高くなるようです)。ハードウェアで揃えるとウン百万円にもなってしまうであろう機材群がわずか$399というのはどう考えても安い!(Propellerheads Software

遊びながら数十分でできたリミックス曲を期間限定で公開します(いつ消すか分かりませんが)。ダウンロードはここ(MP3 / 752KB)。

2000.11.23 : Reason 1.0完成!

malMODs期待のソフトウェア・シンセサイザ、Reasonが完成しました。ReasonはReBirth RB-338でおなじみのPropellerhead Softwareが開発しているソフトウェアシンセで、加算型/減算型アナログシンセからシーケンサやサンプラーまでをひとつのプログラム上で扱うことができます。しかも個々のプログラムはプラグインのような形で用意されており、必要なもののみを使うことによりマシンへの負担を減らすこともできます。製品出荷は12月4日になりますが、同社のウェブサイトからデモ版のダウンロード(約12MB)と製品の注文ができます。(Propellerheads Software

2000.11.15 : PlayerPROのMacOS X版ベータがダウンロード可能に

PlayerPROのMacOS X対応版であるバージョン5.8へのベータ版が公開されました。まだフリーウェア版なので、正式なベータユーザー以外へのサポートはしていませんが、MacOS X初のMODプレイヤーとなりました。MacOS XでもMODプレイヤーが使えるのはすばらしいことですが、まだPlayerPRO 5.8bでは「なんとか動く」という程度で、インターフェイスの不備や使用できないプラグインが多数あるなどの問題点があります。(PlayerPRO

2000.11.14 : SoundApp 2.7.3

SoundAppのバグフィックス最新版が配付開始されました。今回のアップデートでは「MP3からQuickTimeムービーへの変換のバグ」と「再生中のプレイリストを特定の条件下で閉じるとクラッシュしてしまうバグ」を修正しています。(SoundApp

2000.11.10 : PlayerPROのMacOS X版が?

PlayerPROはまだMacOS Xには対応していませんが、今週末中には有志テスター達にCarbon版ベータが配付されるようです。次期アップグレードからはCarbon対応したものが配付されるかも知れません。大規模アップグレードになりますし、Carbon対応版使用にはアップグレード料金が必要になることも予想されます。(PlayerPRO

2000.10.26 : ProTools 5.0.1ダウンロード開始

Pro Toolsの無料バージョンがとうとう配付開始されました。QuickTime 4.0以降およびOMS 2.3.8以降が必要です。詳しくは先日の記事をご覧ください。だいたいダウンロードサイズは20MBくらいです。(Pro Tools Freeダウンロードページ

2000.10.7 : PlayerPRO 5.7製品版アップデータの配付開始

フリーウェア版は二週間ほど前に登場していましたが、今日になってPlayerPRO製品版のアップデータが登場しました。フリーウェア版で見つかったいくつかの小さなバグも修正されています。同時にDev.Kitも配付が開始されています。(PlayerPRO

2000.10.5 : DigidesignがPro Toolsの新バージョンを無料で配付!

あの知る人ぞ知るハイエンド統合型音楽ツールであるPro Toolsの無料バージョンが一週間で登場するという知らせが届きました。いままでのPro Toolsではデスクトップ型のコンピュータに加えて、高価なオーディオカードが必要になっていました。カードの搭載できないiMacやノート型MacOSでは、、Pro Toolsが使えないというのも問題になっていました。それが、新バージョンではMac本体に搭載されたサウンドチップとSoundManagerのみでCDクオリティの編集ができるのだそうです。もちろん、専用カードを使えば96kHz/24bitまでの編集ができるのですが、一般ユーザーにとっては44kHz/16bitで十分でしょう。また、そのおかげでiMacやノート型Macでもカード不要でオーディオ編集ができるようになりました。オーディオもMIDIも扱えるそうで、これからのアマチュア音楽シーンに巨人が登場すると言えるでしょう。(Pro Tools Freeダウンロードページ

2000.9.29 : 相互リンク集にEm Recordsを追加

malMODsの相互リンク集にEm Recordsを追加しました。WindowsでMODのみにしばられず活動している方のページです。(相互リンク集

2000.9.24 : PlayerPRO 5.7がリリース

PlayerPROバージョン5.7がリリースされました。VSTプラグインの設定をファイルに保存できたり、ITやXMのファイルサポートが向上されたり、細かな変更が多数なされ、信頼性も向上しているようです。(PlayerPRO

2000.9.17 : PlayerPRO 5.7が最終テスト入り

PlayerPROの次期バージョンである5.7はベータテスターの間でテストされていましたが、今日から一週間の最終テストに入った模様です。一週間後には開発キットとともに公開されるとのことです。新たなエフェクトコマンドが二つほど追加され(サンプルのループや再生開始点を指定するもの)、VSTプラグインのサポートも強化されています。また、今バージョンからはこれまでのMADIフォーマットにかわり、MADKフォーマットが標準となりました。(PlayerPRO

2000.8.17 : SoundApp 2.7.2

先日発表されたSoundAppの新バージョンですが、8月に入ってから相次いでバグフィックスがなされています。CDDB接続ができなかった問題や、いくつかのクラッシュを引き起こすバグが修正されています。(SoundApp

2000.7.31 : SoundApp 2.7

定番の音声・音楽再生プログラムであるSoundAppが久々にバージョンアップされました。非常に多くの修正や機能追加がなされていますが、とくにMODに関係あるのは、オーディオCDからのインポート機能と、たくさん追加されたファイル・コンバート時のオプションでしょうか。MODerでなくともMacユーザーならば手に入れておくべき逸品です。フリーウェア。(SoundApp

2000.7.18 : PlayerPRO 5.6.2

PlayerPROのメーリングリストを開始してからというもの、こまめなアップデートが続いています。今回のアップデートではSteinbergのVSTプラグインの音質も互換性も上がり、サウンドドライバーが20%高速化されました。また、サンプルの振幅方向のずれを補正することもできるようになりました。(PlayerPRO

2000.7.16 : Meditorのドライバが8月に配布開始か!?

作者さんの多忙なスケジュールにより長い間の沈黙を保っているMeditorですが、ドライバを8月に配布したいという本人の書き込みを掲示板にて発見いたしました。これでMacOS用の高音質MODドライバがもうひとつ増えることになります。音質と処理の軽さのバランスを考えると、ゲームに組み込んでもまったく平気なものはこのMeditorくらいでしょう。(Quartz Quintet

2000.6.14 : PlayerPRO 5.6.1

PlayerPROのメーリングリストで要望の多かった機能や修正を中心に、急遽アップデータが配布されました。SteinbergのVSTプラグインが使用できるようになり、外部のソフトウェアシンセサイザやエフェクタなどとの同期が取れます。また、MIDI Time Code信号の出力や、プラグイン・フォルダでエイリアスが使えるようになったりと、機能がぐんと上がっています。(PlayerPRO

2000.6.7 : PlayerPRO 5.6 SDK

引っ越しなどもあってご無沙汰していました、管理人の時間蠅です。これからもよろしくお願いします。さて、5.6にアップデートされましたPlayerPROですが、そのSDKが登場しました。BeOS用やWindows用のものも用意されています。PlayerPRO本体は有料ですが、SDKはまったく無料です。(PlayerPRO

2000.5.25 : MOD Mixer 2.7が公開

DJ用MODミキサー、MOD Mixerがアップデートされてバージョン2.7になりました。今回のアップデートでの主な機能強化は「Auto Sync」機能。これはプレイヤーAで曲を再生しているときに、もう片方のプレイヤーBの再生開始をプレイヤーAのパターンの切れ目に合わす、という機能です。テンポが同じ2曲を重ねて再生するときに非常に便利! これは使えます。(極東佐藤会

2000.5.14 : PlayerPRO 5.6が公開

MacOS用の老舗トラッカーがアップデートされました。今回のアップデートの目玉は、プログラムが100% PowerPCネイティブとなったことと、ふたつの曲が同時に開けるようになったことです。また、SoundJAM用のプラグインがPlayerPROからも使えるようになりました。(PlayerPRO

2000.5.3 : MOD Mixerが2.6にアップデート

LibMikModがアップデートされたのにあわせて、MOD Mixerも最新のLibMikModに対応してアップデートされました。また、開発環境であるREALbasicも2.1になり、かすかなスピードアップが見られるようです。(極東佐藤会

2000.4.30 : LibMikMod 3.1.9が出ました!

いまのところ最強のMODライブラリがアップデートされました。詳しいアップデート内容が書いてなかったので、バグフィックスが中心になっていると思われます。(MacMikMod

2000.4.25 : SidPlayが2.5にアップデート

元祖MODとでも呼ぶべきSIDを再生できるソフトウェア、SidPlayが何年かぶりにアップデートされました! 今回のアップデートではSIDStationとの連携によるSIDファイルのMIDI機器での再生や、オーバーサンプリングによる高音域の高音質化などが含まれています。(SidPlay

2000.4.20 : MacAST Liteが2.1にアップデート

MacAST Lite 2.1が公開されました。追加プラグインとして公開されていたMODが正式に配布アーカイブに追加され、インターネット上のストリーミング放送にも対応しました。プレイリストやフォルダの扱いがより洗練され、使いやすくなったようです。MacOS 8.5以降専用です。(MacAST

2000.4.7 : Reasonのベータテスターを募集中

先月紹介したPropellerhead Software(ReBirth RB-338でおなじみの会社)が開発中の包括的ソフトウェアシンセ、「Reason」のベータテスターをPropellerhead Softwareが募集しています。ReWire関係のテストが主となるようですが、Reasonにいちはやく触るまたとない機会です。参加応募には同ホームページでのユーザー登録が必要になります(製品の購入は必要ありません)。(Propellerhead Software

2000.3.22 : MacAST用MODプラグインがアップデート

先日公開されたばかりのMacAST用MODプラグインがアップデートされました。今回のリリースであるMikMOD 1.0.1では、XMファイル読み込み時の不具合を修正し、XMファイルが正しく再生されるようになりました。(MacAST

2000.3.17 : PlayerPRO 5.5製品版アップデータ

PlayerPROの最新版が登場しました。2月中旬にフリーウェア版が出ていたのですが、予告されていたよりも間が開いてのアップデートでした。新機能はフリーウェア版登場のときに報告した通りですが、圧縮されたITファイルのサポート、新フォーマットMADK、Carbon対応などがあります。(PlayerPRO

2000.3.16 : MACASTにMikModプラグインが!

惜しまれつつ開発休止となっていたMacAST(旧MacAmp)シリーズ用のMODプラグイン、MikMod Engine 1.0が公開されました。libmikmodの最新版をベースに最適化などを加えているようです。再生できるフォーマットは13種類におよび、メジャーなMOD、S3M、XM、ITはもちろんサポートされています。(MacAST

うちの環境はMacOS 8.1なので音質の確認ができませんでしたが、libmikmodと同等だと思われます。音質の確認だけであれば極東佐藤会さんのプレイヤーでできます。

2000.3.10 : Reason

Windows用のBuzzというソフトはご存じでしょうか? 発音機とエフェクタをGUIで組み立てて、それらを音源としてトラッキングしていく、というソフトです。それと似たアイデアに違う方向から取り組んだソフトがMac用に開発されています。ReBirthというTB-303/TR-808エミュレータを開発したPropellerhead Softwareによる新たなソフトウェア・シンセサイザ、Reasonがそれです。

基本的にはアナログ・シンセサイザ・モジュールをラックに突っ込んでいって、背面パネルでケーブル類を接続して、ラック最下段にあるシーケンサでコントロールする、という感じです。すべてのモジュールはソフトウェアで実現されており、シーケンス再生時に音声合成がされるようです。このソフトだけで完全な楽曲が作成できますし、ドラムとベースのループなんかを外部へ出力して、トラッカーから使用することもできます。

販売は2000年第2四半期で、価格は$399となる予定です。(Propellerhead Software

2000.3.2 : Derek's MikMod Sound Player

Mac用のBASIC開発環境であるFutureBasic^3のためのサンプル・プロジェクトとして、MikModLibを使用したプログラムが公開されました。FutureBasic^3のためのソースコードのみの配布ですので、FutureBasic^3またはFutureBasic^3のデモ版が必要になります。(Staz Software

2000.2.27 : GNU Octalとは?

ひさしぶりにGNUのサイトへ行ってみたら、GNU Octalという音楽ソフトの設計が始まっているとの情報が掲載されていました。読んでみると「トラッカーと呼ばれる音楽ソフトに類似し」「ソフトウェアで音声合成ができ」「ブロックをつなぐようなGUI」などなど。・・・これってWindowsでいうところのBuzzになるのでは? Linux/GNUファンは期待! 現在、エンジンは完成し、GUIのデバッグ中だそうです。(GNU Octal

2000.2.26 : libmikmodPlugまでもがオープンソースに

極東佐藤会さんのREALbasicプラグインであるlibmikmodPlugまでもがオープンソースとなりました。libmikmodを使ってのMODプレイヤーづくりを簡単にしてくれたプラグインに感謝しつつ、プログラム経験者はぜひダウンロードしてデバッグ&機能強化の協力をしましょう!(極東佐藤会

2000.2.21 : MOD Mixer & ListPlayerがオープンソースに

極東佐藤会さんのREALbasicプラグインを使用しているプレイヤー2つがオープンソースとなりました。REALbasic 2.0以降があれば自分で改良&コンパイルできます(改良したものの再配布などは、極東佐藤会さんに相談してから!)。(極東佐藤会

2000.2.15 : PlayerPRO 5.5フリーウェア版が登場

二ヶ月にいっぺんのアップデートが恒例になっているPlayerPROの最新版が登場しました。今回のアップデートではMacOS XにむけてのCarbon対応をはじめ、ITファイルのサポート強化および新ファイルフォーマットであるMADKを追加しています。製品版は1〜2週間後に、またCarbon対応版はMacOS X Clientの発売があってからの出荷になるとのことです。(PlayerPRO"

さて、「登録ユーザーには一年間の無償アップグレードを提供」と言いつつPlayerPRO 5.0が登場してから一年が経ちましたが、製品版はどういう形でリリースされるのでしょうか。どさくさにまぎれて無料アップグレードがあることを期待しているんですが、MADKフォーマットなんかを作っているところを見ると、そうもいかないようです。(っていうか、MADG/MADH/MADIって進化してきたのに、MADJって飛ばされちゃったの?)

2000.2.7 : List Playerが1.1にアップデート

MODとMP3が再生できてプレイリストが使える、(たぶん)唯一のプレイヤー、List Playerがアップデートされました。今回のアップデートでは画面のレイアウトが変更され、プレイリストの保存ができるようになりました。(極東佐藤会

再生周波数を変更すると再生速度やピッチが変わっちゃうのですが、これはバグ? それとも仕様?

2000.1.30 : MOD Mixer 2.5公開

クラブDJ並みのMODプレイが楽しめるMOD Mixerがアップデートされました。今回のアップデートではファイルをMOD Mixerのウィンドウに直接ドラッグ&ドロップできるようになりました。このおかげでライブなどでも素早い曲の差し換えが可能になりました。(極東佐藤会

2000.1.17 : ListPlayer公開

プレイリスト機能をメインに据えたMOD&MP3プレイヤーがあの極東佐藤会さんから登場していました。MOD再生にはlibmikmod、MP3再生にはQuickTimeを使用しているとのことです。遅いマシン(100MHz程度)での再生はやや苦しいものがありますが、MP3とMODを混在させることのできるプレイリスト付きのプレイヤーはこれしかありません。(註:MacAMP Lite 1.5.3ではできましたが、2.000にバージョンアップされてからはMOD再生ができなくなりました。)(極東佐藤会

2000.1.12 : PlayerPRO Plugin 2.1公開

WWWブラウザ用MODプラグイン「PlayerPRO Plugin 2.1」が公開されました。音質面での向上はないものと思われますが、Zip圧縮されたMODファイル(拡張子:MDZ)の読み込みが行なえるようになりました。(PlayerPRO

2000.1.4 : PlayerPRO Plugin 2.0公開

WWWブラウザでMODを再生できるプラグイン、「PlayerPRO Plugin 2.0」が公開されました。長い間、開発中だとして沈黙を保っていましたが、今年に入ってようやくPlayerPRO Dev.Kit 5.4を使用したものが登場しました。音質は前のバージョンと比べ、格段に向上していますが、ソフトの配布条件もフリーウェアから$25のシェアウェアとなりました。(PlayerPRO

2000.1.1 : SoundApp 2.7完成間近

あけましておめでとうございます! 定番サウンドファイル管理ツールのSoundAppの次バージョンがアナウンスされました。CDオーディオやRecordIT、16ビットVOCに対応し、バッファの改良でよりよいパフォーマンスを発揮するとのことです。またインターフェイスの改良も多数なされているとのことです。(SoundApp/SoundApp日本語版


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