| MikIT 1.0d6 |
| Dmitry Boldyrev |
| 音質 | |
| MacMikModと同様、Jean-Paul Mikkersの開発したサウンドドライバをDmitry BoldyrevがMacに移植したものを使用しています。音質は良いほうだと思いますが、ITファイルの解析部分に問題があるため、本来の性能を発揮できていません。クリック音(ティック・ノイズ)が多少入ります。
MacのMODプレイヤーには珍しく、きれいなリバーブ機能があります。他のプレイヤーやトラッカーではディレイを複数重ねているのが見え見えなものが多いのですが、MikITでは比較的きめの細かいリバーブが使えます。 |
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| 速度/操作性 | |
| 操作方法はDSM Playerと類似していますが、波形表示などはまったくありません。実装されていないコントロール類が多く、とまどうこともあるかと思います。PowerPC搭載機専用で、なかなかのスピードで動いてくれます。 | |
| 互換性 | |
| ITのみが再生可能です。しかもIT 2.14およびそれ以降のファイルは再生できません。ITファイルの解析部分に問題があるようで、再生されないサンプルがあったりします。このバージョン(1.0d6)は本家MikIT 0.07をベースに作られていますが、これ以後のバージョンアップはないようです。(本家は0.92になっています) | |
| 見た目 | |
| それほど凝ったデザインではなく、どちらかというと殺風景です。小さなフローティング・ウィンドウがひとつ表示されるだけで、実際に機能するボタンも少ないので、いかにも「開発途中」の印象です。(実際に開発途中だったのですが) | |
| その他 | |
| MacMikModと同じく、開発者はMacAMPへのプラグインという形でMikITの開発を続けています。音質もよりよくなっており、ファイルの再生精度もかなり上がっていますので、MacAMPを使ったほうがいいでしょう。 | |