Meditor Player D08 |
上田真史 |
音質 | |
独自のサウンドドライバを使用。音質はSoundTreckerに似ているような気がします。ステレオ感がありますが、4チャンネルMODなどではかえって広がりがありすぎるような気がします。線形補完をオンにすると、サンプリング周波数を変換する時に生じる高音域ノイズがなくなります。 |
速度/操作性 | |
MacMikModと同様の「CPU独占モード」が搭載されているため、比較的遅いマシンでも音飛びなく曲を鳴らすことができます。現在のところMacでは最速のMODプレイヤーであると言えます。再生、一時停止、停止の三つしかボタンがなく、まだまだ基本的なソフトウェアという感じですが、プレイリスト機能も予定されていますし、早送り・巻き戻しなどはこれからのバージョンアップに期待しましょう。 |
互換性 | |
D08の段階ではMOD、S3M、XMがサポートされています。アップデートのたびに再現性も上がっており、かなり良くなっています。テレビ用周波数が二種類あることに対応して、NTSCとPALが選択できるようになっているのは他のソフトには見られないマニアックな機能です。 |
見た目 | |
どことなくMacっぽいアプリケーションとは違った独特の雰囲気を持っています。統一されたイメージは数多いプレイヤーの中でも秀逸です。メインウィンドウが改良されてからは数値が十進法で表示されるようになり、わかりやすくなっています。細かい情報まで表示してくれるウィンドウもありますが、それぞれの数値が何を意味しているのかは、トラッカーをいじったことがない人には分からないかもしれません。 |
その他 | |
ドライバーを1から書いていく、という期待できるプレイヤーです。現時点でもかなり速い動作で、初代PowerMacでも十分なスピードで動いてくれます。最終的にはPowerPCアセンブリで書き上げるとのことで、速度もこれ以上に上がっていくものと思われます。作者が日本人なので、日本語でのサポートが受けられる、というのもうれしいところです。 |